この記事では、Parseurを使ってLinkedInの求人応募者情報を、Excel・Googleスプレッドシート・人事システムなどへ自動的にエクスポート(抽出)する方法を5つのステップで解説します。この手法は、LinkedInの求人に応募があった際に届く通知メールから応募情報を抜き出すものです。
本記事はLinkedIn求人を例としていますが、IndeedやCareerBuilderなど、メール通知が届く他の求人サイトでも同様の流れで対応できます。
LinkedIn求人投稿の応募者データ管理の課題
LinkedIn タレントソリューションで求人を掲載するのは、自社求人の露出を高め、優秀な人材の獲得に役立ちます。LinkedInは、世界最大級かつ上質なプロフェッショナルデータベースを持っています。
一方で、求人が人気を集めると1件の募集に数百件の応募が届くことも少なくありません。多くの応募は嬉しいものの、一括管理は容易ではありません。
「すべての応募者データを自社ツールに手間なく抽出したい」と感じていませんか?
応募者データの手作業管理はもうやめましょう
今も応募メールの内容を手作業でコピー&ペーストし、Excelやスプレッドシートにまとめていませんか?
この方法は以下の課題があります。
- 時間が非常にかかる —— 応募者一人につき数分を要し、人数分の工数が膨大です
- 人件費がかさむ —— 人事担当者の貴重なリソースが単純作業で消費されてしまいます
- ミスが増える —— メールの見落としや転記漏れ・誤記が発生しやすく、選考にも影響を及ぼします
もし工数もコストも最小限で、LinkedInの求人応募者データ管理を自動化できるとしたら?
LinkedIn求人応募者データの自動抽出はParseurで解決
そこで登場するのがParseurです。Parseurはメールからテキストを抽出し、インテリジェント文書処理を実現する自動化ツールです。LinkedInなどの求人サイトから届く応募通知メールの情報を自動で抽出します。
求職者がLinkedIn上の求人に応募すると、そのプロフィール(氏名や職歴、連絡先情報など)がまとめられた通知メールが届きます。このメール一通で必要な情報が全て把握可能です。
ParseurのAIエンジンは、LinkedInを含む主要な求人サービスの応募メールフォーマットに幅広く対応し、即座に情報の抽出が可能です。

ParseurでLinkedIn応募者情報を抽出・エクスポートする手順
ステップ1: Parseurアカウントを無料作成
まだアカウントをお持ちでなければ、Parseurの登録ページから無料でアカウント作成を行いましょう。無料プランには送信できるメール数に上限がありますが、数件のテストには十分です。
ステップ2: LinkedIn応募通知専用のメールボックスを作成
ログイン後、「新しいメールボックス」を作成し、LinkedIn応募通知用メールボックスとして設定しましょう。ParseurはAIによる自動テンプレート作成もサポートしており、初回設定も簡単です。

ステップ3: LinkedIn応募通知メールをParseurメールボックスへ転送
Parseurメールボックスができたら、LinkedInから届く応募通知メールをParseurが発行した専用メールアドレスに転送します。
最初は手動で数件を転送して動作を確認しましょう。
ポイント: より高い精度で抽出を行うには、スマートフォンやデスクトップメールソフト(Appleメール・Outlook等)経由でなく、Gmail等のウェブメールサービスから直接転送してください。自動転送ルールも活用可能です。詳しくは メール自動転送の方法をご参照ください。
ステップ4: ParseurのAIパーサーで応募情報を自動抽出
抽出したい情報フィールド(氏名、職歴、勤務地など)を指定すると、ParseurのAIがメールフォーマットを判別し、自動的にデータを抜き出します。
下記はParseurで抽出したLinkedIn応募者データのサンプルです。

JobRole | Chief Coffee Officer |
---|---|
ApplicantName | Johanna Scarletson |
ApplicantDetails | Espresso Champion Chai Latte Black belt |
ApplicantLocation | London, England, United Kingdom |
CurrentPosition | Growth Coffee Manager at Espresso Ltd. 2022 - Present |
PastPosition | Coffee Consultant at Starbucks 2022 - 2022 Coffee Consultant at Rocket Espresso 2022 - 2022 Founder & CEO at Latte Moments 2015 - 2021 |
Education | Arabica University Master of Coffee Administration - MBA Coffee Administration and Management, General 2021 - 2022 Milano University Master of Arts (MA), Creative Brewing 2013 - 2014 National Institute of Fine Drinks Bachelor of Coffeelogy, 2003 - 2007 |
ApplicationDetails | 1 out of 1 preferred qualifications met |
Received | 2023-05-30T09:44:28.645837+00:00 |
Parseurはこのように、求人応募ごとに各フィールドを自動で抽出します。
ステップ5: 応募者データを自社システムやシートにエクスポート
最後に、抽出した応募者情報をお好きな場所へエクスポートしましょう。
主な連携先は以下の通りです。
- データをダウンロードしてExcelファイルとして編集・管理
- CSVとして出力し、各種人事システムやDBに取り込み
- Googleスプレッドシートへ自動エクスポートし、リアルタイムに応募状況を可視化
- Zapier連携を使ってZoho Recruit、Workable、Breezy HRなどの人事アプリとリアルタイム連携
- Webhook連携で独自システムと自動連動
ボーナス: 複数の求人サイトからの応募一括抽出も可能
求人応募をIndeed、Craigslist、Glassdoor、Monster等、複数の求人ボードで受けている場合にもParseurは効果的です。
各サイトごとにメールボックス用テンプレートを作成・適用すれば、応募通知メールのフォーマットごとに自動抽出でき、1つのParseurメールボックスで一元管理が可能です。
Parseurは自動で最適なテンプレートを選び、未知のフォーマットにはテンプレート作成をガイドします。様々な求人サイトでの応募者データを効率よく一括管理しましょう。
よくある質問
Parseurは応募者メールからどんなデータを抜き出せますか?
Parseurは受信したメール内の主な情報(求人タイトル、応募者の氏名、現住所、現職・前職、学歴など)を自動で抽出します。プラットフォームによって若干異なりますが、LinkedIn求人応募メールの場合、以下が代表例です。
- 求人名またはポジション名
- 応募者名
- 居住地
- 現職および過去の職歴
- 学歴
※注意:LinkedInは応募者のメールアドレス情報を現在提供していません。
Parseurがメールフォーマットを認識しない場合は?
その場合でも安心です。Parseurではカスタムテンプレートを簡単に作成でき、抽出したい情報を短時間で設定できます。
Parseurについてさらに詳しく知りたい方へ
Parseurの詳細情報は下記公式サイトをご覧いただけます。
ご質問等があれば、どうぞお気軽にお問い合わせください!
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