Parseurで最も人気のあるユースケースには、フードデリバリー、不動産リード抽出、住宅ローン案件管理、eコマース注文管理などがあり、多くの業界でお客様がメールから連絡先や住所といった重要な情報を抽出する必要があります。
なぜ住所を解析・正規化しジオロケーションする必要があるのか?
たとえば、オンライン注文を受けるコーヒーショップの経営者の場合、注文メールから手作業で住所を抽出し、配達ドライバーに住所を送る必要があります。不動産会社の場合も同様で、Zillow、Realtor、Truliaなどの不動産プラットフォームからリードメールが届き、顧客の連絡先だけでなく、物件所在地(通り名、郵便番号、国など)の把握が重要です。
しかし、手入力による住所データは書式がバラバラで統一されていないケースが多く、一貫したフォーマットで受け取るのは困難です。
毎日大量のメールを受信する場合、メールから迅速に住所情報を抽出するのは時間と労力がかかります。とくに抽出した住所をRealvolve CRMやSurefire CRM、ERPシステムなどに取り込みたい場合は、正規化された住所情報が不可欠です。
ドキュメント内の住所を自動解析・正規化・ジオロケーションする方法
高性能なメール解析エンジンであるParseurなら、メール本文やPDFの添付ファイルから住所を自動的に解析・正規化し、住所ごとに「ストリート」「市区町村」「郵便番号」「国コード」「州」「緯度経度座標」などのフィールドに整理できます。構造化されていない生データからでも、Parseurは正規化された個別の住所フィールドへと自動で分割可能です。
Parseurの大きな特長は、抽出した住所から直接ジオロケーション(緯度・経度)座標を取得し、Googleマップへのリンクも生成できる点です。他にはない高度な機能となっています。
リードやドキュメントをParseurのメールボックスに転送
ここでは例としてZillowから届いたリードメールを使って説明します。

住所が自動的にジオロケーション!
Parseurのアドレスパーサーは、物件住所を標準化し、さらにジオロケーションの座標情報を提供します。
解析されたデータ | |
---|---|
PropertyAddress.normalized | 12345 Random Rd, El Mirage, AZ 85335, USA |
PropertyAddress.address1 | 12345 Random Rd |
PropertyAddress.city | El Mirage |
PropertyAddress.zip | 85335 |
PropertyAddress.state_code | AZ |
PropertyAddress.country_code | US |
PropertyAddress.lat | 33.1234567 |
PropertyAddress.lng | -112.1234567 |
PropertyAddress.map | link to Google Maps |
ご覧の通り、Parseurは正規化された住所だけでなくマップリンクまで自動生成します。テキストを正確に分割し、個別フィールドとして標準化します。
大量のメールから住所データを効率よく正規化したい場合も、Parseurならワンクリックで実現可能です。メールをParseurのメールボックスに取り込んだ後、住所情報など抽出したいフィールドをハイライト設定し、フィールドフォーマットの設定を活用することで、データ抽出と正規化を自動化できます。Parseurは、設定した内容を学習し、以降の処理に反映します。

メールの住所情報を効率よく解析・抽出できれば、手作業の工数を大幅に削減でき、抽出したデータはご使用のCRMやアプリケーションへ簡単かつ自動でエクスポート可能です。Parseurを使えば、住所のジオロケーションを活用した完全自動化ワークフローの構築が可能です。
最終更新日