Parseurを利用すれば、Grubhub、DoorDash、Eat24、Delivery.com など複数のデリバリープラットフォームからデータをまとめて取得し、独自のフードデリバリーAPIを簡単に作成できます。Parseurを活用した、レストラン、POS、デリバリー業務の自動化方法をご紹介します。
フードデリバリーAPIが必要となるシーン
フードデリバリーAPIによって、以下のようなことを実現できます:
- レストランの代行配送チーム(デリバリーフリート)の管理。小規模飲食店は自社配送スタッフを雇うのが難しいため、外部委託し効率化を図る際に便利です。
- 各デリバリープラットフォームからの注文統合。POS、注文追跡、在庫管理、帳票作成などのワークフローを1つの仕組みで実現できます。
- レストラン特化のデータ分析ツールによる高度な注文データ分析。どのプラットフォームの、どのメニューがよく売れているかなどを可視化し、戦略立案に活かせます。
Grubhub等の大手デリバリーに公開APIがない理由
理想的には、すべてのデリバリープラットフォームがAPIを公式に提供し、標準化された方法でデータ連携できればよいのですが...
現実には、そのような共通仕様のフードデリバリーAPIは存在していません。
現状大半のフードデリバリープラットフォームは公開APIを準備しておらず、外部サービスから注文情報を直接取得するのが困難です。
- 一部プラットフォームはビジネスパートナー向けの非公開APIを提供することもありますが、契約や費用面のハードルが高い傾向にあります。
- ビジネスアイディアを思いついても、GrubhubやDoorDashなど大手プロバイダーの注文情報と自動連携できずに困ったことはありませんか?
Parseurならこの障壁をクリアできます!
Parseurで独自のフードデリバリーAPIをつくる
ParseurはAI技術を活用した高度なデータパーサーです。メールやPDFからフード注文データを抽出し、各種システムやサービスへAPI経由でリアルタイム送信できます。AI・OCRを組み合わせ、精度の高いデータ抽出を実現します。
Parseurを使えば、国内外の主なデリバリープラットフォームの注文をAPI化できます。主な対応プラットフォーム:
- Chownow
- Clorder
- Delivery.com
- DoorDash
- Eat24
- EatStreet
- eDining
- Grubhub
- Menufy
- Slice
- ...他多数!
サポート済みフードオーダープラットフォーム一覧はこちらもご参考ください。
Parseur導入の流れ
Parseurで注文データを自動取得しAPI化する手順をご紹介します。
Step 1: Parseurでアカウント作成
Parseurの無料アカウント登録からスタート。利用量に応じたプランもご用意しています。
Step 2: フード注文専用のメールボックスを作成
Parseur上で新規メールボックスを作成し、タイプは「Food delivery orders」を選択します。適当なボックス名も入力してください。

Step 3: 注文確認メールをParseurメールボックスへ転送
作成後、Parseurから専用の宛先メールアドレスが発行されます。注文確認メールを複数通このアドレスに転送しましょう。
ポイント: 最良のパース精度を得るため、GmailやYahoo!など元のメールサーバーから直接転送してください。Apple mailやOutlook経由の手動転送は精度が下がる場合があります。メールの自動転送設定方法はこちらをご覧ください。

Step 4: データ抽出結果を確認
Parseurが自動で注文メールの種類(例:Grubhub等)を判定し、AIがフォーマットごとに最適な解析を実施します。
抽出データ | |
---|---|
pickupName | Mamma Mia Pizza |
pickupPhone | (555) 987-6543 |
confirmationCode | 1234 |
reference# | 12345678-7777777 |
orderType# | Delivery |
dateTime | Jan 03, 2020, 2:11PM |
itemCount | 2 |
items | 1 Pitta $9.95 1 Oatmeal Raisin Cookie Sandwich $4.50 |
dropoffDescription | Include napkins and utensils? YES |
subTotal | $14.45 |
customerFee | $7.00 |
tax | $2.04 |
grandTotal | $25.84 |
paymentMode | PREPAID DO NOT CHARGE |
dropoffName | Scarlett Johansson |
dropoffAddress | 400 5th Ave |
dropoffCity | New York |
dropoffState | NY |
dropoffZip | 10018 |
time | 10:05 PM |
dropoffPhone | 555-123-8888 |
source | grubhub |
confirmationLink | link to order on grubhub |
抽出可能な主なデータ項目一覧はこちらもご参照ください。
Step 5: 抽出データを他のアプリケーションに連携
抽出した注文データはさまざまなシステムと連携可能です。
連携可能なサービス一覧はこちらでご確認ください。
よくある質問
Parseurは注文メールからどのような情報を取得しますか?
各プラットフォームの注文確認メールに記載されている下記情報を自動抽出します(内容は媒体により異なりますが、例として):
- レストラン名称や店舗情報
- 注文番号
- 注文日・時間
- 顧客氏名・配達先住所・電話番号
- 希望配達時間
- 注文品目と数量
- 小計、税金、配送料、チップ、合計金額
- 配達時の指示事項(備考欄等)
- 利用プラットフォーム名

注文情報がメールの添付ファイルやウェブリンクにある場合は?
問題ありません。ParseurはPDF、HTML、テキストファイル等、さまざまな添付ファイルから情報抽出可能です。
メール内のリンク先ページに詳細が記載されている場合も、Parseurが自動でページを取得しデータを解析できます。
Parseurが非対応の注文プラットフォームの場合はどうなりますか?
国内外の主要プラットフォームには原則標準対応しています。万一サポート外の場合は、お問い合わせにて追加リクエストが可能です。
小規模なホームページやローカルプラットフォーム等の場合も、Parseurで独自テンプレートを作成し抽出ルールをカスタマイズできます。
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