Airbnbや他のプラットフォームで物件を管理していて、宿泊予約のワークフローをもっと効率的に自動化したいとお考えではありませんか?すべての予約を一元管理できるシステムやソフトウェアを作っているのに、各予約プラットフォームごとに個別連携やAPI対応で手間を増やしたくないという課題はないでしょうか?
この記事では、airbnb 予約自動化が物件管理ビジネスの成功にどう役立つかを詳しく解説します。またParseurを利用し、Airbnbや多様な宿泊予約サイトのメールから自動で正確にデータ抽出し、予約業務を自動化する方法を紹介します。
動画で流れをチェックしたい方はこちら!
最適なレンタル戦略
Airbnbはギグエコノミーに新しい働き方と副収入獲得のチャンスをもたらしました。今では個人や小さな事業者がバケーション用ハウスやアパート、ビジネス向けスペース、ワーケーションにぴったりのヴィラまで、手軽に貸し出せます。
一方、市場の成熟と競争の激化により、成功する物件レンタルビジネスには独自の工夫=差別化が不可欠です。
多くのビジネスで共通しますが、短期レンタル事業を伸ばす主な2つの戦略は次の通りです。
- 複数のチャネル・予約プラットフォームで物件を宣伝し、収益源を多角化する
- airbnb 予約自動化などによる業務フロー自動化で、管理コストとミスを削減する
収益を最大化:短期貸し物件はどこで宣伝すべき?
収益拡大を目指すなら、可能な限り多様な予約チャネルで物件を露出することがポイントです。主要な宿泊予約プラットフォームは以下の通りです:
- 大手レンタルプラットフォーム: Airbnb, VRBO, HomeAway, FlipKey, HomeStay, RentalsCombined, 9flats, HouseTrip, Windu, PerfectPlaces
- 地域特化/ローカル系: Go with Oh, Tuija, Ctrip
- 高級志向: OneFineStay, Luxury Retreats
- 物件予約メタサーチ: Tripping.com
- ホテル予約サイト: Booking.com, Expedia など
物件リスティングのコピーや写真も重要な収益アップ要素です:
- 説得力のあるコピーライティングで、魅力的な説明文を書くこと。 airhostaの7 Copywriting Tips For A Killer Vacation Rental Listingでは具体的なテクニックを学べます。
- 高品質な写真にもこだわり、物件の魅力と個性を伝えましょう。
コスト削減:予約業務の自動化とは?
宣伝やリスティングが充実し、多数のプラットフォーム掲載で予約数が増えると、予約確認や問い合わせ対応メールなど、日々大量のメールワークが発生します。
このタイミングが、airbnb 予約自動化など、業務自動化ツールが真価を発揮する場面です。
必要なのは、Airbnbなどの予約メールから必要情報を自動で抽出できる仕組みです。これにより、予約やキャンセル、問い合わせごとのデータを自動でExcelやGoogleスプレッドシート、さらにはAirTable、Pipedrive、HubSpot、InfusionsoftなどのCRMに転送し、一元管理できます。
ご注意:もしAPIを利用できるプラットフォームがあれば開発連携も可能ですが、時間も手間もかかるのが現実です。まずはメールから直接データ抽出した方が圧倒的に早く簡単です。
では、どうやって効率よくリクエストメールから自動的にデータを抽出できるのでしょうか?そこで登場するのが「メールパーサー」です。メールパーサーを活用すれば、受信メールを使えるデータに正確・自動変換し、他システムと連携させることができます。 次項でParseurを活用した具体的なairbnb 予約自動化フローを見ていきましょう。
Airbnbのメールからデータ抽出:Parseurによる自動化
Parseurは直感的な操作と高精度なデータ抽出で、メールから情報を簡単に取り出せるメールパーサーサービスです。数分で運用を開始でき、特別なプログラミングスキルも不要です。
Airbnbだけでなく、Bed24、Eviivo、HomeAwayなど多数の短期賃貸系サービス・メールフォーマットにも標準対応しています。
物件予約ワークフローをわずか4ステップで自動化できます。
例ではAirbnbメールを使いますが、ほぼ全ての物件予約プラットフォームで同様の手順で自動化が可能です。
ステップ1:Parseurの無料メールボックス作成
Parseurの利用を始めるには、まずアカウントを作成します。Parseurでは全機能利用できる無料プランがあり、契約期間に制限なくお試しいただけます。
登録後、Parseurが初回メールボックス作成の流れをご案内します。
メールボックス名を入力してください。

「Next」をクリックし、「Property bookings」を選択します。

再度「Next」をクリックします。
Parseurが、専用メールボックス宛のメールアドレスを発行します。
Airbnb予約リクエストのサンプルメールを、そのアドレス宛に転送しましょう。
::: {.container .alert .alert-warning} **注意:**転送は元のメールアカウント(Gmail、Yahoo等)画面から行い、OutlookやApple Mailといったスマートフォン・デスクトップのメールクライアントからは行わないでください。 :::
ステップ2:データ抽出テンプレートの準備
Parseurには物件予約に対応したプリセットテンプレートがいくつも用意されています。Airbnb等のよくあるメールであれば、Parseurが自動判別して抽出可能です。
もし新しい形式のメールの場合でも、画面上で抽出したい項目をクリック指定して名前を付けるだけでテンプレートが作成できます。詳細な操作手順はParseurの使い方入門をどうぞ。未対応プラットフォームについてはこちらよりご要望ください。

さらに、各メールボックス内でいくつでもテンプレート追加が可能。Parseurが最適なテンプレートを自動で選択し、AirbnbだけでなくHomeAwayやHouseTripなど、複数サービスの予約またはキャンセル通知メールを一つの受信箱で自動処理できます。
ステップ3:抽出した予約データを自動エクスポート
メールボックスでデータ抽出ができたら、次は目的の場所・サービスへ自動的に連携しましょう:
- Parseurが最新データをリアルタイム反映してくれるGoogleスプレッドシート
- Zapierを使ってCRMや外部アプリ数百種へデータ自動送信
- HTTP webhookで自社のシステム・プラットフォームとも短時間で連携
独自開発の予約管理アプリとParseurを連携すれば、Airbnb(やその他予約サイト)のメールをAPIのようなデータソースとして直接活用し、全てのチャネルから得た予約情報を統一フォーマットで一元管理することが可能です。
ステップ4:予約業務の完全自動化を実現
最後は、エンドツーエンドの自動化で日々の管理負荷を最小限にしましょう。
- Parseurのメール自動転送設定手順に従い、予約通知などが自動でParseur宛に流れるようにします
- 各リクエストごとに自動処理(トリガー)を設定できます。例えばParseurとZapierで以下のシナリオも自動化可能です。
- 予約が入ったら入室案内・カレンダ登録を自動送信
- 予約キャンセル時はカレンダー予定の自動削除 など
実際の事例としてRoomfillaがParseurとZapierでairbnb 予約自動化を行う様子はこちらでご紹介:RoomfillaがParseurとZapierを使って予約・リクエストを自動管理する方法。
以上で、Airbnbのメールからデータを抽出し、予約ワークフローを効率的かつ自動で管理する方法をご紹介しました。airbnb 予約自動化で運用負荷を最小限に抑え、さらに収益の最大化を目指しましょう!
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