以前の記事では、Gmailから自動的にデータを抽出する方法や、Zapierを使って抽出したデータでGmailメールを送信する方法について、詳しいステップバイステップガイドをご紹介しました。
今回は、gmailからgoogleシートへメール内容を自動で保存する方法を解説します。
例えば、ECサイト運営者が、毎日多くの顧客から注文メールを受信するとします。自宅配送も提供している場合、ビジネスオーナーは、Gmailで受け取った注文や確認メールから、「顧客名」「住所」「電話番号」「購入商品」「価格」などの正確なデータを、適切なタイミングで配送チームと共有する必要があります。
このような情報共有には、Googleスプレッドシートをチームで使うと効率的です。しかし、メールから必要情報を手作業で抜き出しシートへ貼り付けるには多大な時間がかかります。ECビジネスでは納品スピードも顧客満足度向上の重要な要素です。
Parseurを活用すれば、gmailからgoogleシートへのデータ転送を自動化できます。Parseurは直感的に使えるメールパーサーツールで、メールから必要なデータだけを抜き出し、自動でGoogleスプレッドシートへ送信できるワークフローを構築できます。抽出ルールの複雑な作成も必要ありません。
GmailのメールをGoogleシートに保存する方法
Parseurでは、メールボックスから直接Googleスプレッドシートにデータ連携できる数式を提供しています。手順はシンプルで、**「新しいスプレッドシート」**を作成し、表示される数式をそのままコピー&ペーストするだけです。


さらに、解析されたメールデータをテーブルデータとして整理することも可能です。PDF文書から行や表を抽出した場合も、用途に合った数式を選んで活用できます。
より詳しいガイドは、EmailからGoogle Sheetsへの連携に関するサポート記事をご覧ください。
Zapierを使ってデータをGoogleシートに送信する
上述の数式連携では、データは約1時間ごとに自動で更新されます。
もしgmailからgoogleシートへリアルタイムでデータを反映したい場合は、Zapierの自動化サービスを利用できます。Zapierは多彩なアプリを自由に連携できるクラウド自動化ツールです。
Parseurのメールボックス画面で、Zapierの検索欄に**「google sheets」**と入力してください。

**「create zap」**ボタンをクリックすると、Zapierへ移動します。Zapierのアカウントでサインインまたは新規作成を行いましょう。
ParseurアカウントとZapierを接続し、必要なデータを抽出・テンプレート化したメールボックスを選んでください。

Zapierが指定のトリガーで抽出データを取得します。

Parseurで新しいメールが処理される度に、自動的にGoogleシートへデータの新規行が挿入されます。
Googleアカウントでサインインし、Googleドライブ内の保存先を選択し、Parseurで抽出したデータ項目をカスタマイズできます。

Zapierからテスト送信し、設定が正しいことを確認しましょう。


テスト結果に問題がなければ、Zapのスイッチをオンにしましょう!
これでParseurのメールボックスに届いたすべてのメールが、迅速かつ自動的にGoogleスプレッドシートへエクスポートされます。
より詳細な設定や手順は、Zapierの連携設定に関するサポート記事をご覧ください。
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