抽出データからGoogleドキュメントテンプレートを自動作成する


GoogleドキュメントにはZapierを通して「Create Document from Template(テンプレートからドキュメントを作成)」アクションがあります。これはテンプレートファイル内のプレースホルダーを実データで置き換え、新しく入力済みのドキュメントをGoogleドライブに保存します。テンプレート自体は維持され、各レコードごとにまったく新しいファイルが作成されます。
Parseurはこの仕組みを「ドキュメント中心ワークフロー」のために活用します。従来はスプレッドシートをトリガーとするケースが多いですが、Parseurを使えば、受信メールやPDF添付、スキャンフォームや履歴書など、さまざまなドキュメントから直接データを取得できます。Parseurが各文書を読み込み、指定フィールドを抽出し、名前付きでZapierへ渡すので、ZapierはGoogleドキュメントテンプレートへ自動で情報を差し込めます。
ポイントまとめ
- Parseurはメール、PDF、スキャン文書から構造化フィールドを抽出し、ZapierはそれらのフィールドでGoogleドキュメントのテンプレートを自動生成、新しい文書をドライブに作成します。
- Googleドキュメントテンプレートは
{{placeholder}}という書式のプレースホルダーを使います。各プレースホルダーはZapierでParseurのフィールドと紐づけ、処理ごとに新しいドキュメントが作成されます(テンプレート自体は変更されません)。 - 代表的な業務例:履歴書メールから応募者プロフィール生成、リードデータから見積書や提案書作成、取引データからの契約書自動化、請求書PDFからのフォーマット付き要約作成など。
- Zapierとの連携で実現できます。Makeにも同様機能あり。
- ParseurとZapier共に無料プランがあります。
テンプレート連携の仕組み
ZapierのGoogleドキュメント「Create Document from Template」アクションは、テンプレート内の {{placeholder}} タグを探し、各タグをデータソースの値に置換します。プレースホルダー名にはスペースやハイフンを使わず、{{CandidateName}} や {{candidate_name}} のようにしてください({{Candidate Name}}は不可)。
Zapが動作するたび、指定したテンプレートから新しいGoogleドキュメントが生成され、値が差し込まれます。テンプレートファイル自体は一切変更されません。また、抽出データを使って動的に出力ファイル名を決めることもでき(例:Invoice - {{VendorName}} - {{Date}})、各ドキュメントが探しやすくなります。
ParseurはZapierの前段として、スプレッドシートではできない「メール経由、PDF添付、画像スキャン」などドキュメント受信型ワークフローに対応します。Parseurが抽出したデータ以降は、Zapierが他データソース同様に連携を行います。
この連携で実現できること
ParseurとGoogleドキュメントの組み合わせは、定型ドキュメントから書式付き出力文書を自動生成したいあらゆる業務で活躍します:
- 応募者プロフィールシート: 履歴書や職務経歴書のメールをParseurで処理し、氏名、連絡先、スキル、経験を抽出。ZapierがGoogleドキュメントのプロフィールテンプレートを応募者ごとに自動作成します。ジョブ検索ガイド もご参照ください。
- 見積書・提案書作成: リードの問合せメールがParseurに届き、名前・会社・要件など抽出結果をGoogleドキュメントの提案テンプレートへ流し込み。営業担当はあらかじめ入力済みの書類から作業を開始できます。
- 契約書自動作成: メールやフォーム経由で受信した取引・発注データを抽出し、契約書テンプレートへ自動差し込み。生成された契約書はクライアント名入りのファイル名で専用フォルダに保存できます。
- 請求書要約ドキュメント: 仕入先からの請求書PDFをParseurで読み取り、業者名・請求額・支払期日・明細などを抽出して書式付き要約ドキュメントを自動生成。請求書自動処理ガイドもご活用を。
- 不動産 物件案内ドキュメント: 物件問合せメールやリスティングデータをもとに、各物件ごとの標準物件案内書をGoogleドキュメントで自動生成。
- リード文書作成: お問い合わせフォームの受信内容をParseurで抽出し、クライアント用のインテークテンプレートに自動流し込み。詳細はリードメールガイドをご参照ください。
ステップバイステップ:ParseurとGoogleドキュメント連携
以下は履歴書メールを例に「応募者プロフィール文書」を自動作成する手順ですが、基本手順はどんな文書タイプでも同様です。
ステップ1: Parseurアカウントを作成
Parseurは全機能利用可能な無料プランで始められます。
ステップ2: サンプル文書をParseurに転送
サンプルのメールやPDF(ここでは履歴書)をParseurのメールボックス宛に送信してください。Parseurが受信したら、メールボックスタイプや名称を確認します。
ステップ3: 抽出フィールドの確認
ParseurのAIがデータを自動抽出します。抽出フィールドに誤りがないか確認し、必要ならテンプレートを編集して項目を追加・修正してください。
ステップ4: Googleドキュメントのテンプレート準備
Googleドキュメントでテンプレート文書を作成し、差し込みたい箇所に {{placeholder}} タグを配置します。プレースホルダー名は任意ですが、ZapierでParseurのフィールドとマッピングするため、わかりやすいものを推奨します。

例:{{CandidateName}}, {{CandidateEmail}}, {{Skills}} など。プレースホルダーにはスペース・ハイフンを含めないでください。
ステップ5: ParseurをZapierに接続
Parseur画面のエクスポート > Zapierから開始。ZapierのトリガーアプリとしてParseurを選び、「New Document Processed」(新しいドキュメントが処理された)をトリガーイベントに設定。Parseurアカウントと対象メールボックスを接続します。

Zapierのテストにより、Step 2で受信したサンプル文書の抽出フィールドが呼び出されます。次の手順でマッピングできます。
ステップ6: Googleドキュメントとフィールドのマッピング
アクションアプリはGoogle Docs、「Create Document from Template」を選択し、Step 4で作成したテンプレートを指定します。

Zapierがテンプレート内の全プレースホルダーを表示するので、Parseurの各抽出フィールドと対応させます。

ステップ7: テストして運用開始
テスト実行で、Googleドライブに生成される文書内の各プレースホルダーへ正しくデータが挿入されているか確認できます。

テストが問題なければZapをオンにしましょう。Parseurが処理した各文書ごとに、自動で新しいGoogleドキュメントが生成されます。
※Zapは毎回新規文書を作ります。テンプレートファイル自体は一切変更されません。生成文書の保存先フォルダはZapierのアクション内で任意指定できます。
Zapierの代わりにMakeを使う場合
このワークフローはMakeでも実現できます。ParseurはWebhook経由で接続、MakeのGoogleドキュメントモジュールの「Create a Document from a Template」アクションで同様の自動化が可能です。条件分岐させて文書種ごとに別テンプレートへ振り分けたり、生成したGoogleドキュメントのリンクをメールで自動送信するなどの柔軟な拡張ができます。構成手順はMake連携ガイドをご覧ください。
データをドキュメントではなくスプレッドシートに流したい場合は、Googleスプレッドシート連携ガイドもご参照ください。

Parseurとは?

Parseurは、メールやPDF、各種ドキュメントからテキストデータを抽出し、業務プロセスの自動化を実現する強力なドキュメント処理ソフトウェアです。 Parseurの全機能はこちら。

これはGoogle Docsとは?

Google DocsはGoogleが提供する無料のウェブベースのワープロで、Google Docs Editorsスイートの一部です。

Zapierとは?

Zapierは、複数のアプリやサービスをノーコードで自動連携できるクラウド型オートメーションツールです。繰り返し行われる作業を、エンジニアや開発作業なしで自動化します。






