Parseurで解析したメールからMonday.comに新しいアイテムを作成する


顧客との関係づくりは、どの業界でもビジネスの重要な鍵となります。しかし、すべてのメールをチェックし、顧客に関する重要なデータを抜き出してMonday.comへ手作業で入力するのは手間がかかります。チームとしては、見込み客やお問い合わせにスピーディーに対応したいところです。
例えば不動産エージェントの場合、毎日何百通ものリードメールが文字通り各種プラットフォーム(Zillow、Trulia、Realtorなど)から届くことがあります。異なるフォーマットのメールが大量に送られてくる中で、一つ一つ手動で情報をまとめるのは大変な作業です。たくさんの新規リードを効率よく管理するには自動化が不可欠です!
Parseurのようなメール解析ツールをMonday.comと連携させることで、メールのデータ抽出からMonday.comでのタスク作成までを一気通貫で自動化できます。
自動化に必要なもの
- Parseurメールボックス
- Monday.comのアカウント
- Zapierアカウント
ステップ1: Parseurでメールボックスを作成し、Monday.com用リードメールを収集
まずParseurにサインアップし、メールボックスを作成します。
メールボックスを作成する。ここでは「Real estate leads(不動産リード)」のメールボックスタイプを選択していますが、取得したいメールに合わせたタイプを選定できます。

ステップ2: リードメールをParseurメールボックスに転送
メールボックスを作成すると専用のメールアドレスが発行されます。今後受付けたいリードや問い合わせメールをこのアドレスに転送しましょう。
また、すべての関連メールを自動的にParseurに送信するには、自動転送ルールの設定が便利です。

ステップ3: AIパーサーで情報を抽出
Parseurでは主要な不動産プラットフォームのメールをAIが自動解析します。ご自身でカスタマイズしたい場合は、抽出したい項目をハイライトし、データフィールドを追加することも可能です。
抽出結果のイメージはこちらです:

ステップ4: ZapierでParseurとMonday.comを連携
Parseurの「Download / Export(ダウンロード/エクスポート)」画面で、「Zapier」を選んでMonday.comを検索します。もし表示されない場合は「create Zap」をクリックして作成が可能です。

ページがZapierにリダイレクトされるので、認証情報を使ってログインします。

Parseurで連携したいメールボックスを選択し、Zapierが抽出したメール情報にアクセスできるようにします。


続いてMonday.comアカウントへの接続を求められます。連携後、Parseurで抽出した各データをMonday.comのフィールドとマッピングできます。

ステップ5: メールをMonday.comに自動連携できるかをテスト
Zapierでテストトリガーを送信し、Monday.comに自動でアイテムが作成されることを確認しましょう。


Zapを有効にすれば、以降は全自動です!
Parseurメールボックスに届いた新規メールはリアルタイムで解析され、Monday.comに自動でアイテム登録されます。
Parseurのデータ抽出機能とMonday.comのプロジェクト管理を組み合わせれば、業務の自動化と効率化が一段と進みます。Zapierを活用することで、下記のような自動化も可能です:
- 新しいボードの作成
- ボード内アイテムのアップデート
- 新規ユーザーの追加

Parseurとは?

Parseurは、メールやPDF、各種ドキュメントからテキストデータを抽出し、業務プロセスの自動化を実現する強力なドキュメント処理ソフトウェアです。 Parseurの全機能はこちら。

これはMonday.comとは?

Monday.comでタスク管理をより効率化し、ビジネスプロセスやワークフローを効果的に運用しましょう。2020年時点で、10万社が導入しているプロジェクト管理ツールです。チームの管理や協力作業が必要な方に最適です。

Zapierとは?

Zapierは、複数のアプリやサービスをノーコードで自動連携できるクラウド型オートメーションツールです。繰り返し行われる作業を、エンジニアや開発作業なしで自動化します。