あっ、私たちを見つけてくれましたね!Parserrの代替サービスを探しているのですね。安心してください。本記事では、ParseurとParserrを公平かつ客観的に比較し、あなたに最適な選択肢をご案内します。
Parseurをご存知でない方のために簡単にご紹介すると、Parseurはメールから自動でデータやテキストを抽出できる高性能メールパーサーです。Parserrと同様に受信メールの解析が得意ですが、Parseurでは従来のような煩雑な解析ルールの設定が不要です。
それでは、ParseurとParserrの共通点と違いについて詳しくみていきましょう。
ParseurとParserrの機能比較(概要)
まずは、ParserrとParseurの主な違いを表でご紹介します。詳細な比較はこの後で説明します。
![]() Parserr |
![]() Parseur |
|
---|---|---|
エンジン | ルールベース | AIベース テンプレートベース |
メール表示 | テキストのみ | レイアウトそのまま(メールクライアント風) |
メタデータ抽出 | あり | あり |
テーブル解析 | ルール設定が必要 | 自動抽出 |
HTML解析 | なし | あり |
自動解析 | 一部のみ対応(Zillow限定) | あり(AI+数百種のテンプレート) |
マルチレイアウト解析 | なし | あり |
PDF解析 | 一部対応(テキストのみ) | 高度(OCR・AI搭載) |
スキャンPDF(OCR) | なし | あり |
連携機能 | ダウンロード Webhook Zapier Google Sheets Salesforce Sharepoint Hubspot Dynamics CRM |
ダウンロード Webhook Zapier Google Sheets Power Automate Make |
メールボックス/モデル数 | 10~90 | 無制限 |
API連携 | なし | あり |
メールパーサーとは?
メールパーサーはメールから必要なデータを自動抽出するツールです。例えば、不動産会社のエージェントが大量のリードメールを受けている場合、メールパーサーを使えば買主名や住所、物件情報などの項目を自動で抽出し、Googleスプレッドシートなどへ転送できます。
これにより、手入力の膨大な作業時間をカットし、業務効率を大幅にアップできます。
メールのフォーマットやレイアウトが多種多様だと、手作業での情報抽出は非常に手間と時間がかかります。毎日大量のデータを送受信する現場にはメールパーサーが最適なソリューションとなり、運用コストも大きく削減できます。
Parserrの仕組み
Parserrは「解析ルール(パースルール)」を1つずつ作り、そのルールに従って受信メールのデータ抽出を行います。
Parserrでのルール設定方法
メールの件名・本文・添付ファイル(テキストPDF対応)・ヘッダーなど抽出元を選択し、そこからデータ抜き出しルールを作成します。

抽出したいデータを選ぶと、一連のフィルター設定が可能です。必要な情報だけを絞り込めます。ただし、項目ごとに都度ルールを作成する必要があり、初期設定にはかなりの時間と労力がかかります。
すべてのルール設定が終わるとParserrは解析結果をプレビュー表示します。もし期待通りでなければ、追加のルールやフィルターで細かく調整できます。
例えばメール本文から顧客名のみ抽出したい場合は、「該当部分を見つける」フィルターを設定します。

このように、抽出したい情報ごとに個別のルール設定が求められます。一度正確にルールを作成すれば、同じフォーマットのメールは自動抽出されるので手間が省けます。
注意点として、異なるレイアウトのメールも扱いたい場合は、メールボックスをその都度追加し、正しい転送先となるよう転送ルールも用意しなければなりません。また、メールレイアウトが変更になった場合にはルールの見直しも発生します。
Parserrの連携機能
Power AutomateやMicrosoft関連のサービスとの連携に強みがあります。
Parserrの機能面は不十分で、サポート対応も非常にお粗末でした。自己解決を何週間も繰り返し、5度問い合わせても1回しか返答がありませんでした。そのためParseurへの移行を検討しています。
- Phil M. via Capterra
Parseurの特徴
Parseurはメールやドキュメントからデータを抽出できる高機能メールパーサーです。最も大きな違いはParserrのような面倒な解析ルールの作成が不要なことです。
Parseurならポイント&クリックの直感的なエディターで、抽出したい情報をハイライトするだけ。テンプレート方式なので、抽出箇所・フィールドも視覚的に確認できます。プログラミングや特別な知識は一切不要です。

従来の複雑なルールではうまくいかなかった方でも、Parseurのテンプレートベースであれば簡単にデータ抽出が可能です。
業種別プリセットテンプレート搭載
Parseurには飲食店の注文・デリバリー、不動産リード、Googleアラートなど多様な業種向けテンプレートが初めから用意されています。対応業種一覧のメールなら、転送設定だけで自動抽出が始まります。
自動レイアウト判別で複数メールも自在に抽出
テンプレート作成後はParseurが受信メールごとにレイアウトを自動で判別。1つのメールボックスに複数テンプレートを設定しておけばParseurがAIで毎回最適なテンプレートを自動で使い分けます。
つまり、複数の送信元からのメールを1つのメールボックスにまとめて転送し、各送信元ごとにテンプレートを作成すればOK。Parserrのようにメールボックスを分ける必要もなく、すべてParseur側で自動処理されます。
メールのテーブルもラクラク抽出
テーブル部分をハイライトし、カラム単位で直感的に抽出できます。たとえば請求書の品目・数量・単価など、繰り返し要素も簡単にデータ化可能です。
レイアウトそのままのHTMLメール解析
Parseurは受信メールをオリジナルレイアウトそのままで表示。表や画像・文字装飾も普段のメールクライアント同様に保たれます(Outlook・Gmail・Yahoo等に対応)。抽出位置も直感的に指定でき、作業効率が大きく向上します。
数千以上のアプリケーションとAPI&自動連携
- Parseurなら抽出データをExcelファイル化したり、CSVやJSONでダウンロード可能。Googleスプレッドシート転送もクリックだけ。
- 独自APIやWebhookでカスタム連携やAPIから書類送信もOK。
- Zapier、Power Automate、Makeといった主要ワークフローツールともシームレス連携できます。
高度なPDFパーサー&OCRで書類も対応
PDFパースや高性能OCRエンジンも搭載し、PDF(スキャン画像含む)からもテキスト・テーブル情報を自動抽出します。
ParseurはゾーンOCR技術やダイナミックOCRもあり、帳票上の必要情報が移動しても正確にデータ化します。
その他のParseur機能
- アフター処理・データ整形: Pythonによる後処理カスタマイズが可能
- Webページパーシング: URLから直接ページ内容抽出
- データ正規化: 例えば住所情報も統一フォーマットで抽出
- 高いセキュリティとGDPR準拠:お客様データはEU内高セキュリティサーバーで保管しプライバシー保護を徹底しています。
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