Parseurで抽出したデータを使ってTwilioでSMSを送信する


あなたのビジネスがオンラインで、顧客が商品を購入できるECプラットフォームを運営している場合を考えてみましょう。 注文が確定し支払いが完了すると、注文書や請求書のコピーがあなたとお客様に届きます。
Twilioのビジネスアカウントを利用していれば、受信した注文書を1つずつ目視で確認し、SMSで注文状況をお客様に通知できます。
しかし、注文数が増えると毎回手動で情報を整理してSMSを送信するのは非常に手間がかかります。
Parseurはそんな手間のかかる作業を大幅に削減し、自動でデータ抽出・連携を実現します。
ParseurとTwilioの連携方法
Parseurは強力なデータ入力自動化ツールで、メールからテキストを抽出したり、PDFからデータを取得したりできます。抽出したデータはダウンロード可能なほか、Zapier経由で任意のアプリケーション(今回はTwilio)にエクスポートできます。
必要なもの
- Parseurアカウント
- Zapierアカウント
- Twilioアカウント
コーディング不要で、Zapierを使えばParseurと数千のアプリを簡単に連携できます。
始め方
ステップ1: 無料プラン登録とParseurメールボックスの作成
月間受信メールが少なければ、Parseurは無料ですべての機能を利用できます。
Parseurアプリが開き、メールボックス作成まで進みます。
「Custom emails and attachments」を選択してください。

詳しくは抽出テンプレートの作成方法を参照し、必要データのハイライト手順を確認しましょう。
ステップ2: 注文書をParseurメールボックスに転送
Parseurが発行するメールアドレス宛に、注文確認メールを転送します。

メールはすぐにParseurへ到着します!

ステップ3: AIツールでデータを抽出
ParseurのAIパーサーで必要な項目をハイライトすると、自動でデータが抽出されます。オンラインチュートリアルも用意されています。
抽出したい情報をハイライトしてデータフィールドとして追加しましょう。

抽出結果は次のように表示されます。


Parseurメールボックス内の受信メールは自動で処理されます。自動転送ルールを設定すると、ご自身のメールボックスからParseurへ自動でメールが届くので、業務を完全自動化できます。
ステップ4: 抽出データをTwilioにエクスポート

Twilioを検索し「Create Zap」をクリックすると、Zapierのダッシュボードが表示されます。
ステップ5: ZapierとParseurを連携


ステップ6: Zapierが抽出データを取得
Zapierトリガーを設定し、Parseurから抽出データを取得します。

ステップ7: ZapierとTwilioアプリを連携
Twilioを選択し、「send SMS」をアクションイベントに設定します。

Twilioアカウントへのサインインが必要です。

ステップ8: 抽出データでSMS本文をカスタマイズ
Parseurで抽出したフィールドを使って、顧客ごとにカスタマイズされたSMSメッセージを自動生成できます。


ステップ9: Twilio連携のテスト
Zapを有効化する前に、TwilioでテストSMSを送信できます。問題なければZapをオンにし、自動連携が完了です。

これですべて完了です!これまで手作業だった業務はParseurとTwilioの連携で自動化され、大幅な時間削減と迅速な顧客通知が可能になります。

Parseurとは?

Parseurは、メールやPDF、各種ドキュメントからテキストデータを抽出し、業務プロセスの自動化を実現する強力なドキュメント処理ソフトウェアです。 Parseurの全機能はこちら。

これはTwilioとは?

Twilioは、開発者が音声、メッセージング、ビデオなどの機能をアプリケーションに簡単に追加できるクラウドベースのプラットフォームです。 ユーザーと顧客とのコミュニケーションを強化し、よりよい顧客関係を実現します。

Zapierとは?

Zapierは、複数のアプリやサービスをノーコードで自動連携できるクラウド型オートメーションツールです。繰り返し行われる作業を、エンジニアや開発作業なしで自動化します。