ここ数ヶ月にわたるAIブームの勢いは、ますます加速しています。そして、これは最新のターミネーター映画の話ではありません。Parseurの新しいAIパーシングエンジンのベータ版リリースについてのお知らせです!
Parseurの基盤となる新しいAIパーシングエンジンが登場しました。このエンジンでは、テンプレートを作成する必要がなく、抽出したい項目名をリストアップして名前を付けるだけで、自動的にドキュメントから必要な情報を抽出できるようになります。
このAIエンジンの導入により、テンプレートの作成や管理にかかっていた時間が大幅に短縮され、手間が省けるようになります。また、従来は難しかった、より幅広いユースケースにも対応できることを期待しています。

Parseur AIエンジン:知っておきたいこと
新しいAIパーシングエンジンは、全ての新規および既存ユーザーの皆様にベータ版としてご利用いただけます。すべてのプラン(無料プランを含む)でお使いいただけます。また、メール、デジタルスキャンされたPDF、Word文書など、様々なタイプのドキュメントに対応し、多くの言語からデータを理解・抽出できます。
このAIエンジンは、従来のテキストおよびOCRテンプレートベースのエンジンと並行して動作しますので、既存のテンプレートには影響しません。もちろん、従来どおり新たにテンプレートを作成することも可能です。既存テンプレートで解析できなかった文書も、AIエンジンを有効化していれば自動的にAIが抽出に挑戦します。
AIパーシングエンジンはどうやって有効化するの?
新しいエンジンの有効化方法は以下の通りです:
- 新規メールボックス作成時に、エンジンを有効化するトグルスイッチが表示されます

- 既存のメールボックスの場合も、メールボックスの設定画面からエンジンを有効化できます

- さらに、アカウント設定画面から既存のすべてのメールボックスで一括してエンジンを有効化することも可能です。設定の前に、下記の既知の制限事項をご確認ください。
新しいAIエンジンはどう使うの?
AIエンジンは、メールボックスに設定されたフィールド名を元に、書類から必要なデータを抽出します。つまり、取得したいデータに適切なフィールド名(例:請求番号、取引日など)を付けておけば、特別な設定なしにAIエンジンを有効化するだけで自動的に抽出が行われます。
例えば、InvoiceNumber
というフィールド名を作成すれば、エンジンが請求書番号を自動で抽出します。
このために、書類表示ページには新しい[フィールド]タブが追加されており、ここでフィールドの追加や編集が可能です:
フィールド名が一般的すぎたり、抽出する内容に合っていない場合は最適な結果が得られません。その場合は、より具体的で意味のある名前に修正してみてください。どうぞお気軽にお試しください。また、ご不明点やお困りごとがあればいつでもご連絡ください!
新しいプリセットメールボックス2種:履歴書 & 旅行予約
AIエンジンのリリースを記念して、これまでテンプレートでは対応が困難だった「履歴書」と「旅行予約」用の新しいプリセットメールボックスをご用意しました。
- 履歴書/CVプリセットメールボックスでは、履歴書や職務経歴書から氏名、連絡先、学歴、職歴、スキルなどを自動抽出します。
- 旅行予約プリセットメールボックスでは、予約番号、旅程、日付、乗客名などを抽出します。
新規メールボックスの作成時に、これらのオプションから選択可能です。
現在の制限事項と注意点
AIエンジンは現在ベータ版のため、今後も随時改良を進めていきます。現時点での制限とご注意事項は以下の通りです:
ページ数制限: 現在、1ドキュメントあたり最大約10ページ分までデータ抽出可能です。正確なページ数はページ内のテキスト量によって変動しますが、AI利用時には1ドキュメントで10クレジットを超えて請求されることはありません。
また、現時点で価格の変更予定はありませんが、今後AIエンジンの運用コストが著しく高騰した場合には、価格の見直しを検討する場合があります。その際は必ず事前にご案内いたします。
今後の展開
私たちも新しいAIエンジンのリリースを大変楽しみにしています。ぜひ皆さまにもご活用いただければ幸いです!
最新情報は、AIエンジンに関するサポートページでご確認いただけます。
ご要望やご意見は、フィードバックフォーラムまでお気軽にお寄せください。
最終更新日